緑修天司への道



 さて、大方の予想をはるかに裏切って、8年というたぶん最短記録で円時山から帰ってきてしまった東皇使さまですが、透の所に遊びに来たりした所を見ると、まだ緑修天司にはなっていないようだし、萌葱ちゃんが東皇使になったということでもなさそう。 さすがに修業で不在中に東皇使が代替わりすることはないハズ。ということは、東皇使は100年くらい現場にいなくても問題ないということでしょうか。 それとも修業しつつも、春の時期だけは円時山から春を呼んでいたんでしょうか?
 春指南Vの「その方がいなくても、それでも春は来て」っていう文章を見ると、いなくても春は来るっぽいんですけどね。

 というか、そもそも緑修天司になるためにはどれだけの課程があるんでしょう。
 春指南Uで、蕾が、東雲が円時山に行くことを「本格的な修業に行く」「必須課目」と言ってましたので、まだまだ他にも様々な必須の修業があるんじゃないかと考えられます。
 東雲が教授達のレポートの採点をしてたりするシーンもあったし、なんとなく下界のシステムっぽい感じもある。そうだとすると、東皇使としてキャリアを重ねつつ、下界の留学、円時山の修業、と来たので、あとは各種関係機関での現場研修とか、インターン的な事とか、さまざまな試験とか(これは難なくこなしそうですが)、そういうことがあってもおかしくないのではないかな〜と。
 さらに天界の時間のスパンが非常に長いことを考えると、そういうことをやっているうちは、まだ当分、ひょっとするとあと30〜50年くらいは、東皇使の仕事を続けつつ、修業を進めていくってことになるんじゃないでしょうか。

 まあ、そして、それらの修業もすべて済んで晴れて東雲が緑修天司になったとしましょう。
 この緑修天司というのは、「花喰い花」で薫が「すべての植物とそれに宿る精霊、そしてすべての聖仙を監査するおつとめ」と説明してました。 すべての植物ということは、BUD界でいう森と花。また、すべての聖仙というからには当然、緑仙や花仙が含まれます。 「監査」の権限については想像するしかありませんが、辞書通りに、監督し検査すること、だとするとお目付役的な地位かと。 緑仙を最終的に司るのは万葉太子様のようですが、それ以外、要は植物全体と樹精・花精そして花仙(ココが大事)についての最終責任者は緑修天司ということなのでは。 「緑修」という名前からしても、そんな感じがしませんか?東雲も、錦花仙帝さまより上司になる、と言ってましたしね。 つまり、錦花仙帝さまが管轄する花世界はまるごと緑修天司の管理下になる、しかもかなり密接な関わりを持っている、という解釈ができます。
 とすると、東雲が花仙の監査をするために、華恭苑に滞在する(そして、いろいろと手を尽くしてなぜか蕾の宮に寝室を用意させてみたり(笑))とかもアリじゃないかと。
 まあ、普段はさすがに緑修天司と御大花将では、これまでのように気軽には行き来できない身分差のようですが、蕾が花仙の后さえもらなければ(たぶん誰ももらわないハズ!←願望)将来的には蕾が錦花仙帝になる。 そうすれば、またなんやかやと二人が会う機会も増えるのでは? というか、万葉太子様が滅多に人前に出ない分、その右腕にあたる東雲が、何かを報告させるとか相談するとか慰労するとか いろいろ理由をつけては錦花仙帝たる蕾を呼びつけて、ものはついでと私室に招いたり、さらに飲み交わしたり、泊まらせたりもできちゃうんじゃないでしょうか。
 東皇使として、御大花将として、未だかつて例がないほどフットワークが軽い二人ですから、たぶん身分が高くなっても前例とか慣習に囚われず、なにかと協力して行動しつつ、いろんな問題に対処していくことも可能ではないかと、確信に近い希望を抱いております。

 そう考えると、東雲が緑修天司の座を狙ったのも、実はとても長い目で蕾との確かな将来の姿をみすえた周到な計画(消費者金融のCMのようだ…)だったんじゃなかろうか、という疑惑がむくむくとわき上がってきませんか…?(笑)



(2009.12.2)

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