前回の語りで「東皇使の方が御大花将より地位が高い」と言ったことに、ちょっと補足しようと思ったらいろいろ長くなってしまいました…(字書きの悪いクセで、ついつい色々と書きたくなってしまいます←なら早く連載の更新を)。っていうか、だいぶ前に書いてあったのにUPするのをすっかり忘れてたんです…
敬称は、一般的には、「さま」は下→上または同等、「どの」は上→下、とされています(昔は逆だったとか、最近は「様」に統一する方向になってるとか、ビジネスの場では違うとか、諸説あるようですが)。BUDの天仙達は基本的にこれに準じているようなのでわかりやすいです。
東雲→蕾は「御大花将どの」(堕天花)、蕾→東雲は「東皇使さま」(前回参照)なので、東雲の方が上とわかります。薫は、単に丁寧だからなのか、蕾の友達は蕾と同等という意識なのか(たぶん両方でしょうが)、曄(萌葱が「曄どの」と呼んでるので萌葱より下)や透なんかにも「さま」ですが、東雲が「薫どの」「妙香どの」と言ってるので東雲が上ですね。「花喰い花」では杖の力を貸して欲しいと土下座する薫に対し、さほど驚きもせずごく普通に接してますから、跪かれることに(薫に限らないでしょうが)慣れてるんだな〜と妙に感心してしまいます。また、「純愛迷走T」で東皇使になったばかりの東雲がすでに口慣れた感じで「薫どの」と呼んでますので、たぶんずっと前から皇子だからということでそう呼んでいたんでしょう。
東皇使と錦花仙帝だと、両者とも「さま」なんですよね。花は植物の一部ということで、花世界全体が、緑仙(植物)界の中に組み込まれている感じなのでしょうか。本社の事業部長と子会社の社長が、グループ全社的なランクではほぼ同等、なんていうのと同じ感じかと勝手に理解してます。まあ、天界史的に錦花仙帝・東皇使カップルが多いらしいという点からも、男女どっちがどっちでも、同じくらいの地位なんじゃないかな〜と。あと、東雲が五百重より上の兄達や父母には滅多に会えないのに、錦花仙帝さまには結構気軽に会える上、ご褒美の請求とかまでしちゃってますしね。「花喰い花」で昔から母上のお気に入り、と蕾にも言われてたし、滅多に会えない自分の母さん代わりに蕾と一緒に錦帝に懐いていたのかな〜、とか考えるとほのぼのしますwそしてそれを見ていたからこそ「最強花」での蕾の大いなる誤解が(笑)。
ただし、東雲の兄さん達も錦花仙帝「さま」と呼び、錦帝が「皇子さま方」と呼んでますので(傀儡戦鬼)、東雲〜五百重くらいまでと同等、とも考えられるし、あるいは永帝の皇子としての敬意で、東皇使「さま」なのかなという気もしなくもないです。または、錦帝が単に花仙以外の要職聖仙は基本「さま」で呼ぶことにしてるのかもしれないし、逆に、地位の高低に関わらず、帝位についてる者には基本「さま」付けってこともあるかも。
う〜ん…、なんだか考えれば考えるほどまとまらない……幻の緑仙界の階位表+各界の相対的階位表が本気で欲しい所です。
皇子としてはどうなのかと考えると、蕾は、花階級の説明の時に東雲に「タカビーなのは親の七光り」と言われてるし、一応今のところは次期錦花仙帝なわけですから、皇子としては錦花仙帝に次ぐ高位という見方でよさそうです。
東雲は永帝の皇子といえども八番目なのでどうかなあとも思うんですが、でも、東皇使さまといえば、永帝の皇子!みたいな驚き方をしていた樹精もいましたから、やっぱり永帝の皇子としての方が凄いっぽいですね。東雲のお付きの二人は常に「皇子さま」って呼んでるし、しきたりを破った時とかに「皇子さま自らが」って言われてるのを見ると、やはり緑仙たちにとっては永帝の皇子という方が相当な立場なのかと思います。
それを考えるだに、第九皇子の境遇の理不尽さに……いえ、それは言わないことにしておきます(;;)
玉風大帝は、東雲のお父上(永輪樹帝さま)と同格?なんでしょうか。「瑞伝承」で「玉帝さま」「皇女どの」と呼び合ってますから、錦帝よりは明らかに上そう。まあ風仙達は強さが全てという方々ですから、基本的にはあまりそういう階級や出自にこだわりはないのかな〜という気もしますが。
風の四天王達は、薫には「妙香さま」、蕾にもさま付けすることはあるけど基本は「皇子どの・花将どの」なので、薫>四天王>蕾、っていう意識っぽいかと。ちなみに野重が常に「東皇使さま」と言ってますので、東皇使は四天王より高位と認識されてるようです。まあ、四天王が四季の風である以上、四季の筆頭である春の宰主の方が上にくるのは当然といえば当然なんでしょうか。というわけで、皇子でなくても東皇使はやっぱり相当に偉い!…ハズですよね?
さて、かなり脱線してしまいましたが、言葉遣い以外の東雲・蕾の上下関係などを。
前回の語りの時に、「天慶宴」の嫁選び一日目では蕾が東雲より上に座ってますよ、というご意見をいただきました。確かに、酔っぱらって寝こけてる蕾に東雲が下からツンツンしてるんですよね。まあこの時は、一応、蕾の嫁を選ぶ儀式なので、錦帝が主催者で、跡継ぎとしての皇子・蕾が主役、東皇使は最初に場を清めた後は来賓扱いということで、来賓席的な場所の中で一番主役に近い側(上座)にいるのかなあ〜と解釈してみました。
あとは、「秘迷言」で芙蓉門から畏界に行こうとした東雲を蕾が突き飛ばしたシーン。藍士&藍軍の「ひーっ」「東皇使さまに対し仕り何という…っ」という反応を見ても、東皇使の地位の高さがわかります。「お二人のケンカはいつものこと」と言うほど二人のケンカを見慣れてるはずの花士達ですら、ちょっと突き飛ばしたくらいであの反応ということは、花士以外の聖仙郷の聖仙達に、普段、蕾や透が東雲をボコボコにしている所なんて見られたら、どんな反応になってしまうことやら。
まあ、さすがに聖仙郷で他の天仙の目があるときは、蕾もそんなには無体はできないでしょう。万が一、月朶とかに見られてたりしたら、神扇山への出入り禁止くらいなってそうです。まあ、そうなっても勝手に遊びに来るでしょうけどw
「無頼風」での最後、二人でじゃれてる感じくらいが、彩八将の前でもオッケーな普段のケンカ状態でしょうか。あとは「純愛迷走T」の棒でポコン程度?「百花宴」で最後に思いっきり東雲を殴ろうとした蕾を紫士と蒼士が「お待ちをっ」って大音声で止めてますが、たぶん、用がなくてもあんなシーン目撃してしまったら、慌てふためいて体を張ってでも止めに入りそうです。
ただ天仙のなかでも薫は例外で、自分もしょっちゅう蕾に殴る蹴るされてますし、東雲のそういう姿も見慣れてるから全く驚かないというか、むしろ喜ばしい感じで大抵のことは「仲がよろしくてなにより(はあと)」という括りですね。二人のことをよく理解してる薫ならではの感覚でしょう。
まあ、東雲は蕾と初めて口を利いた瞬間に思いっきり殴られましたから、その後の二人の関係も推して知るべし、という感じです。「春指南V」での「ずっとボコボコにされてきたのに」という台詞からも、二人きりの時には相当ボコられてたんだろうなあ、と想像すると、東雲の苦労に涙と若干の笑いを禁じ得ません。
「緑仙は自己治癒力が高い」という基本設定がありますが、普通の緑仙は天界にいる限り、そんなに自己治癒能力を発揮するような目に遭うことはないと思うんです。しかも、治りが早いというだけで痛いことは痛いハズ。
ただ、東雲は幼い頃からの蕾との付き合いで、自己治癒能力も痛みへの耐性も飛躍的に高められてそうです。鼻血が出るほど殴り飛ばされても蹴り倒されてもすぐさま涼しい顔で復活できるという(空心鳥P144とか)、相当にハイスペックな能力に進化してるんじゃないかと(笑)。
蕾もそんな東雲だからこそ、薫にはとてもできないようなこともできるんでしょう。八つ当たりのサンドバッグ代わりとも言いいますが…^^;
(2010.3.27)
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