さて、東雲が円時山に百年修業にいってしまったいた、その間。
蕾は相変わらずちょくちょく透の所に遊びに行ってて、透と夕姫ちゃんの結婚式とかにも当然行ったでしょう。8年後で子供があの大きさ(2〜3歳?)ということは、東雲がいなくなって、3〜4年で結婚して、さらに1年後くらいに子供ができたって感じでしょうか。
こぢんまりとした教会とかで結婚式をして、終わった後に蕾と話してて、透が「東雲にも見て欲しかったな…」とかしんみり呟いてみたり。「蕾、おまえがあいつに会った時に今日のこともちゃんと伝えとけよ。オレと夕姫がここまでこれたのは、おまえらがいたからなんだからなっ」。そんな透に、蕾は「そうだな、伝えよう」とか言いながら、透との出会い「星屑草」の時の東雲のこととかちょっと思い出したり。
あと、普段、透の所に遊びに来てて、なんでもない瞬間になぜかふっと東雲を思い出してしまい、一人狼狽えたる蕾とか。やっぱり、春先でしょうか。そんな蕾を見かねた透は、慰めてあげるわけですよ。「まあ、あいつのことだから大丈夫だって。案外すぐに帰ってくるかも」なんて。「べっ、別に、あいつのことを心配してるわけではない」と強がってみても、「わかってるって、ただ、ちょっと寂しいんだろ?」と軽く看破され…。透はそれでも反論がくると思ってたら、案外、おとなしく考え込む蕾。
オレは寂しいのだろうか…。いつか薫が言っていたことがあった。いつも身近にいたものがいなくなるのは寂しいと。だが、東雲がいなくなってからもう5年だ…。オレはあいつがいないのにまだ慣れていないのだろうか。百年経とうが千年経とうが、会えばすぐに以前と変わらず接する自信はあったが、会うまでの時間がこんなだとは予想していなかった…。
…とかですかね〜。
そして東雲といえば、第九皇子。蕾は相変わらず第九皇子と夢での逢瀬を重ねていたんでしょうけど、そのとき、うっかり東雲のことを思い出したりすることはなかったでしょうか。
春指南Tでは第九皇子を思い出すから東雲の顔は見たくない、と言ってましたが、今度は皇子どのの姿を見て、当分会えない幼馴染みを思い出してしまいちょっと自己嫌悪、みたいな。さらにそれを皇子どのに気付かれ、「蕾、どうしたんだい?最近なんだか元気がないね」とか、東雲と同じ声で同じような台詞を言われてしまい、ますます落ち込む蕾。
「いや、なんでも…つまらぬことだ」「でも、おまえになにか気がかりがあると思うと、私も気になってしまう。いつも慰められるばかりだから、たまには私に慰めさせておくれ」とか言われちゃったり。でも、皇子どのに東雲のことを話すわけにはいかないし、余計な心配をかけさせるのもイヤ。その後は鉄壁の自己抑制をしてなんとかやり過ごしたものの、あとで自室に戻って撃沈。よりによって皇子どのに心配かけるとは、オレは…っ。みたいなことが一度くらいあったら、東雲ファンとしてはやっぱりちょっと嬉しいです。
だからって蕾の中の第九皇子の存在が薄れるとかいうことはあり得ない。ただ、皇子どのと比べてどうという相対的なものでなく、絶対値として東雲の占めるポジションが少しずつ増えていけばいいなあと。
蕾の意識のキャパ的な問題にしたって、たぶん、東雲のことをもっともっと想うようになったとしても、第九皇子への気持ちが少なくなるとかいうことは絶対ないと思うのですがね…。
まあ、そんなわけで、東雲の不在時にも、そーゆー風に、ふとした時に東雲を意識してくれたてらちょっと嬉しいなあという妄想です。
(2009.11.23)
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